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吉村 宗浩 展 – Unrealism -

2020.9.16[wed]→25[fri]

GALLERY NAO


※会期中無休

平日12:00-19:00 / 土日祝-18:00



恰も記憶の断片のような空間と時間を、大胆な光の明度対比と単純化された構図と色彩で表現する吉村宗浩の絵画は、ただ単に空想とモティーフを描き留めているのではない。

作家に内在する心的形象を、即ち抽象的イメージをフォーマットし、記憶と結び付け、そこから徐々に“形”を導き出し、“姿”を与え、具体的表象へと変換する事で、架空の非現実的世界がキャンバス上に描き出される。

時として長い時間にわたり加筆や修正が繰り返され、揺れ動くイメージを固着化し、そうして絵具の層に織り込まれた“時間”が更に作品の“現実的存在”としての強度を高めていく。

画家の言葉を引用するならば、今、現代に於いて、芸術の新しい概念、または様式、そして絵画とは何であるか、絵画はどうあるべきかよりも、その時代の新しい芸術に対して殆ど影響を受けず、飽くまでも私的な見解をもって絵画を作り続けるという立場が、結果、その芸術性は非常に個人的であるがゆえに、唯一無二の絵画を創り出すことになるのではないだろうか。

GALLERY NAOでは、ただひたすらに描き続ける孤高の画家・吉村宗浩の作品をご紹介致します。





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